今回も画像生成AIに関する話題で
をご紹介するという内容になっています。
Stable Diffusion系のモデルで美少女イラストを生成する際にはネガティブプロンプトが非常に重要になるため下記の記事でご紹介したような呪文のコツが必要です。

しかし正直なところ、初心者の方からしたら
- ネガティブプロンプトのコツを覚えるのって正直面倒くさいなぁ
- 毎回長いネガティブプロンプトを打ち込むのは嫌だな…
と困ってしまいますよね。
そこでおすすめしたいのが「EasyNegative」で、これを使えばネガティブプロンプトにたった一つのキーワードを打ち込むだけで美少女イラストのクオリティをアップさせることができます。
ここではそのEasyNegativeについて
- 使った時と使わないときの比較結果
- ダウンロード先や導入方法
- 使い方
を丁寧にご説明しますね。
EasyNegativeとは?
EasyNegativeは、美少女イラスト生成モデル「Counterfeit」向けに作られたStable Diffusion web UI用のembeddingsです。EasyNegativeを使うと、複雑なネガティブプロンプトを使うことなく、生成する美少女イラストのクオリティをアップさせることができます。
EasyNegativeは一応Counterfeit向けではありますが、AnythingやOrangeMixsなど他の美少女イラスト生成モデルでも一定の効果がある場合もあるようです。
なおembeddingsとは「Textual Inversionで画風を学習させた結果」を指します(※特にStable Diffusion web UI界隈でよく使われる用語です)。Textual Inversionについては下記ページ(外部リンク、英語)が詳しいのでご興味があればそちらをご参照ください。
EasyNegativeの有無による比較結果
次にEasyNegativeを使うとどれだけクオリティがアップするのか?という点についてですが、実際に美少女イラストを生成した結果を掲載しますので比較してみてください。
【イラストの生成条件】
- モデル:Counterfeit-V2.5
- プロンプト:呪文のコツ記事に掲載したものと同じ
- ネガティブプロンプト:次の4パターンで生成
- ネガティブプロンプト一切なし
- 上記記事と同じネガティブプロンプトを使用
- EasyNegativeのみ
- EasyNegative+上記記事のネガティブプロンプト
- シード:固定
- その他の設定:デフォルトで固定
タイトル | ネガティブプロンプトなし | 前述の記事と同じネガティブプロンプト | EasyNegative | EasyNegative&記事と同じネガティブプロンプト |
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水晶のお姫様 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
氷のお姫様 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
猫耳美少女 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
赤い月と深紅の美少女 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
EasyNegativeを使うとネガティブプロンプトなしの場合よりも生成結果が劇的によくなっていることが分かります。また、きちんとネガティブプロンプトを書いた時などと比べてもほぼ互角なので、一定以上のクオリティが出るということが分かりますね。
ダウンロード先&Stable Diffusion web UIへの導入方法
ダウンロード先
下記ページ(Hugging Face)からダウンロードできます。



「Files and versions」→「EasyNegative.safetensors」と進んでください。
導入方法
次に、ダウンロードしたファイルを下記のフォルダに移動させてください。
これだけでインストールは完了です。
EasyNegativeの使い方
EasyNegativeの使い方はとても簡単で、ネガティブプロンプトに
というキーワードを含めるだけです。必要があればほかのネガティブプロンプトとの併用も可能なので、うまく活用しましょう。
おわりに
以上、ごく簡単ではありますがEasyNegativeのご紹介でした。これを使えばすごく簡単に美少女イラストのクオリティを上げられるのでとてもオススメです。ぜひ試してみてください。
この記事が美少女イラスト生成のお役に立てば幸いです。