Unityを使っていると、アセット等が「Unitypackage」という形式で圧縮されているのをよく目にします。これはUnity独自の圧縮形式なのですが、場合によっては
- いちいちUnityを開いてインポートしないと展開できないのは不便だなぁ
- サウンドファイルとかはそのまま展開できたら楽なのに
と思うこともあります。
そこでここではUnityエディタを使わずに直接Unitypackageファイルを展開する裏技をご紹介しますね。
なぜUnitypackageを直接展開したいのか
まずはじめに、人によっては「Unityエディタ経由でUnitypackageを展開するのに何の問題もないよ」という方もいらっしゃるかと思うので、なぜ裏技を使ってまで直接展開したいのかと疑問に思うかもしれません。
もちろん、普通のアセットを展開してプロジェクトにインポートするのであればエディタ上で展開したほうがよいのですが、これには例外もあります。それは例えばサウンドファイルを抽出したい場合です。
アセットストアのサウンドアセットを見てみると「Unitypackageの容量が巨大で、かつ含まれるファイルの数も膨大」という場合があり、これをUnityエディタ経由でインポートするとものすごく時間がかかってしまうのです(※サウンドファイルのインポートは時間がかかります)。もっと詳しく言うとエディタ経由で展開する場合は
- Unityエディタで展開
- 一時的にプロジェクトにインポート
- インポートしたファイルを別のフォルダにコピー
という手順を踏むわけですが、2番目の手順が一番時間がかかるのに無駄になってしまうわけです。
そこでもしUnitypackageを直接展開できるのであれば、インポートする手順を省略できるので大幅な時間短縮になる場合があるということですね。このような次第でUnitypackageを直接展開できれば便利な場合もあります。
Unitypackage Extractorを使って直接展開!
では一体どうやってUnitypackageを直接展開するのかというと、「Unitypackage Extractor」という便利ツールがあるのでそれを使います。
使い方は簡単で、上記から最新のzipファイルをダウンロードし、適当な場所に展開したら中身のexeファイルにUnitypackageをドラッグ&ドロップするだけです。これでUnitypackageと同じフォルダにその中身が展開されます。
ファイルの展開時に一時的にCドライブを利用するようなので、巨大なUnitypackageファイルを展開する場合はCドライブの空き容量にご注意ください。
おわりに
以上、ごく簡単ではありますがUnitypackageファイルを直接展開する方法をご紹介しました。
これを知っているとサウンド系アセット等を使うときに時間を大幅に短縮できるので、ぜひ上記の内容を参考にしていただきお試しいただければと思います。
この記事がUnityでのゲーム開発のお役に立てば幸いです。