今回は個人的な失敗談というか、たびたび夢のない話をして恐縮なのですが
というお話です(またこの手の話になってしまってすみません)。
私はこれまで有料ゲームを作っては失敗…というのを何度か繰り返していて、下記の記事でお話ししたように個人ゲーム開発で儲けるのは難しい、ということは既に痛いほど理解していました。
…が、諦めの悪い私は多少の失敗では全く懲りずに先日新しい有料ゲームをリリース!そしていつも通り爆死しました😭
それで流石に何度も惨状を味わっていると何が悪いのかが何となくわかってくるので、ここではこれまでの失敗を元に
- なぜ自作ゲームが売れなかったのか?
- どうすればゲームが売れるようになるのか?
といったことを整理してみますね。
なぜ自作ゲームが売れなかったのか?
では、まずは「なぜ自作ゲームが売れず失敗してしまったのか?」という部分からまとめてみようと思います。一般的な原因は↑で紹介している記事に書いてあるのですが、ここでは私の場合に限って考えてみると次の2つが挙げられます。
- ゲーム投稿サイトでのトラブル
- 宣伝不足
それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因1:ゲーム投稿サイトでのトラブル
一つ目は割とレアな原因かもしれないのですが、私の場合はゲーム投稿サイトでほぼ毎回トラブルに遭ってしまい、ゲームが掲載されない・または速攻で埋もれてしまったことが挙げられます。
こう書くと「まさかそんなことは…」と思うかもしれません。しかし実際
- 国内サイト(ふ〇ーむ)
→ゲームを投稿したタイミングで突然規約が変更になり、たまたま投稿したゲーム(体験版)が規約に引っかかって審査で落とされた。当然有料版に誘導できず失敗 - 海外サイト(it〇h.io)
→投稿した有料ゲームの審査がなかなか終わらず、5日くらい経ってから掲載されたが目立つ新着ゲーム一覧から押し出されて誰の目にも触れなくなってしまった
といったことがありましてね…。「頑張って作ったゲームが完成した!さあ売るぞ!」ってときにスタートラインにすら立たせてもらえないのは悲しかったですね。
…まあ、こういうのは私がたまたま不運だっただけなのかもしれませんが、ゲーム投稿サイトって運営がテキトーだったりするので割とそういうトラブルもある、ということは覚えておいた方がいいかもしれません。
原因2:宣伝不足
二つ目は個人開発ゲームでは一番よくありそうな原因で、単純に宣伝不足だったということです。
というのもゲームの購入ページへの導線が投稿サイトのリンクくらいしかなく、その導線もゲームが新着ゲーム一覧から押し出されたら無いも同然になってしまうのでいかにも頼りないよな~、という感じ。やっぱりゲームを売るからには複数の導線を用意しておかないとダメですね。
ただしそうは言っても、他にできそうな宣伝といったら
- Twitterでバズらせる
- メディアにプレスリリースを送る
- パブリッシャーと契約する
くらいしかないと思うのですが、個人開発レベルだとそういった手段もなかなか厳しいものがあります(とにかく話題性がないと相手にされないので…)。
どうすればゲームが売れるようになるのか?
さて、次に上記の原因を踏まえて「どうすればゲームが売れるようになるのか?」という点を考えてみます。これに関しては色々な意見があってOKだと思うのですが、とりあえず私としては主に次の2つが挙げられると思います。
- ゲーム販売サイトの特性や癖をきちんと把握する
- ゲームに話題性を持たせる
ゲーム販売サイトの特性や癖をきちんと把握する
まず一つ目は、有料ゲームを売るからには各ゲーム販売サイトの特性や癖をきちんと把握しておくことが重要だと思っています。これはどういうことかというと、一口にゲーム販売サイトといっても
- グローバルな巨大サイト
- 国内向けのサイト
- 特定のジャンルに特化しているサイト(大人向けゲーム等)
などいろいろなタイプがあるので、
- そもそも自分のゲームをどこで売るか?
- そこでどういう風にPRしたらそのゲームを欲しがりそうな人に刺さるのか?
といったことを各サイトの特徴と照らし合わせてしっかりと考える必要があるということです。
また、私のようにトラブルに遭った場合にきちんと対応してくれるのか?という点も地味に重要です。その辺がテキトーなサイトだと私のようにスタートラインにすら立たせてもらえないなんてことにもなりかねません。なのでゲームを投稿する前にしっかりとリサーチしておきたいものです。
ゲームに話題性を持たせる
次に二つ目は、個人開発だとどうしても宣伝手段に乏しくなりがちなので、ゲームに話題性を持たせて他人が勝手に宣伝してくれるような状態に持っていくのが重要だと思います。やはり誰しも話題になるようなゲームをプレイしたいと思っていますから、何かしら工夫してその欲求を満たせるようにすればよいというわけです。
話題になりやすいゲームというと例えば
- 奇想天外なゲーム
- クオリティが非常に高いゲーム
- 面白くて中毒性が高いゲーム
- ニッチな欲求を満たすゲーム
等が挙げられます。このうちクオリティの高さは個人開発だとなかなか厳しいものがありますが、アイデアの斬新さや面白さ・ニッチさという土俵では個人でも十分戦えると思います。したがってその辺を極めることができれば自ずと話題になり、ゲームが勝手に売れるようになるでしょう。
個人ゲーム開発で稼ぐのは難しすぎる
…とまあゲームが売れるようになるための対処法を無い知恵絞って考えてみたものの、結局その辺がすんなりできるなら苦労なんてしないわけで現実は厳しいなぁと思うばかりです。
そもそも考えてみれば、ゲーム開発を取り巻く現状って
- ゲームは娯楽
→食べ物等と違って必需品ではないので気前よく買ってくれる人は少ない - ライバル多すぎ
→ゲームエンジンの普及で誰でもゲームを作れるようになり、面白いゲームがあふれかえっている - たとえクオリティの高いゲームでもセールや無料配布が当たり前になっている
→得られる利益はどんどん少なくなってきている
という感じですから、個人だけでなくサークルやゲーム会社であっても厳しくて当然なんですよね。なので儲けたいならゲーム開発じゃなくて何か別のことをしたほうがいいのかもね…と割とマジで思います。
おわりに:まだ懲りないので早速新しいゲーム作ります
以上、とりとめのない話になってしまって恐縮ですが「個人ゲーム開発で稼ぐのは難しい」というお話でした。いや~実に夢がないね!
ただ私としてはゲームが売れなかったのは若干ショックではあるものの、
- 結局ゲームを作るくらいしか能がない
- 今後はもっと楽しいゲームを作れるはずだと思うとやめる気にならない
という感じで懲りずに早速新しい有料ゲームのことを考えています。とにかく一番重要なのは多少失敗しても懲りずに続けることだと思っていて、続けていれば何かいいことがあるかもしれないので少しは希望をもってゲーム開発に取り組んでいきたいですね。
この記事が何かしらゲーム開発の参考になれば幸いです。