つまらない人が作るゲームはつまらない!?ゲームはエンタメであることを忘れず開発しよう【ゲーム開発】

つまらない人が作るゲームはつまらない!? ゲーム開発

今回は主に個人ゲーム開発に関する話題で、少々物議を醸しそうではありますが

という私なりの持論についてお話してみようと思います。

…そもそもこんな記事を書こうと思った理由は私自身が無味乾燥のつまらない人間で、今までゲームを40作品近く作ってリリースしたにもかかわらずどれも全くウケなかったからです。なので「やっぱ私みたいなつまらない人間はゲーム開発じゃ成功できないのかな」とふと思ったんですよ。

もちろん私個人の事例をいきなりマクロに適用するのはおかしな話なのですが、そうは言ってもゲームはエンターテインメントなのでこの持論はあながち間違ってもいないんじゃないかと思った次第です。

そこでここでは

  • ゲームを完成させる才能と面白いゲームを生み出す才能は別物
  • ゲームはエンタメであり、その本質は「他人を楽しませること」
  • つまり他人を楽しませることができない「つまらない人」はゲーム開発で成功するのは難しいかも?

といった私なりの考えを書いてみますね。

ゲームを完成させる才能と面白いゲームを生み出す才能は別物

まずはじめに、話の前提として多くの方が勘違いしがちなことについてご説明しておこうと思います。それは下記の2つの才能は基本的に別物だということです。

  • ゲームを作って完成させる才能
  • 面白いゲームを生み出す才能

なぜ両者が別物なのか?個人的にはこれらは下のようなピラミッド型の関係にあると思っています。

ゲーム開発の才能の関係を表すピラミッド図

つまりゲームを作って完成させる能力は個人ゲーム開発に最低限必要な基礎部分で、その発展形として面白いゲームを生み出す能力があるのだと思います。

ただしここで注意しないといけないのは

という点です。

そのいい例が私でして…なんていうかな、私は元々「ゲーム開発が楽しいからゲームをじゃんじゃん作る」というタイプで、今まで自己満足のためにゲームを作りまくってきました。もちろん最近こそ有料ゲームを作るようになりプレイヤーさんの反応を大いに気にするようになったのですが、それまでは本当に好き勝手にゲームを作りまくっていたんですよ。

そしてそうなると「他の人に楽しんでもらおう」という気持ちでゲームを作るというよりは、作りたいゲームを作る自分本位のゲーム開発になっちゃうので、なかなか面白いゲームを生み出す能力を鍛えることにはならないわけです。

まあ要するにゲームを作れるからといって面白いゲームを作れるとは限らない、この一言に尽きます。

ゲームはエンタメ。その本質は「他人を楽しませる」ことである

じゃあ面白いゲームを作れる開発者とそうでない開発者の違いは何かというと、一番重大な違いは

ゲームを通じて他人を楽しませようと努力しているかどうか

だと思います。

あくまでも私が知っている限りではありますが面白いゲームを作って成功している方は

  • 遊びやすさへのこだわりがあるなど、常に遊び手のことを考えてゲームを作っている
  • 他のゲームの面白さを深く分析して自分のゲームに活かそうとしている
  • ユーモアのセンスがある

という方が多い印象です。とにかくプレイヤーさん目線でゲームを作っているし、できたゲームも実際面白い。こういう方は仮にゲーム開発ではないエンタメ分野のクリエイターになっても多分成功するんじゃないでしょうか?

逆に私みたいにつまらないゲームばかり作っている人ってだいたい

  • 自分の作りたいゲームのことしか考えていない
  • 「こうすればプレイヤーを苦しめられるぞ」などと悪知恵を働かせている
  • なんで他人のゲームはウケて自分のゲームはウケないんだ!と不満に思うだけで何も改善しない

という感じなんですよね…。なんか自分で書いていてウッとなりますが仕方ない。

まあ結局のところ、ゲームはエンターテインメントだという点は忘れてはいけません。なのでゲーム開発をするなら最低限プレイヤーさんを楽しませようと努力・工夫することは重要でしょう。そのうえでもし商業的な成功を目指すのであれば、正しい方向に努力してプレイヤーさんを確実に楽しませることができないと厳しいと思います。

つまらない人がゲーム開発で成功するのは難しい

さてここまでの話をまとめると

ゲームはエンタメなので、他人を楽しませることができない人はたとえゲームを完成させる力があってもゲーム開発で成功するのは難しい

ということになります。つまらない人は個人ゲーム開発においては圧倒的に不利です。

もちろんゲーム開発は個人戦ばかりではないので、たとえば無味乾燥でつまらない人でもプログラミングの能力が高ければチーム開発で活躍できる、といった場合は十分にあると思います。ただ私のように個人でゲーム開発をしている場合に限っていえば、↑のとおり他人を楽しませるような才能がなければ成功するのは難しい…という話でした。

個人ゲーム開発においては「プログラミングができたほうがいい」「グラフィックも自分で作れたほうがいい」などなど推奨される能力は多岐にわたりますが、結局のところ一番重要なのは人を楽しませる才能だと思います。

おわりに

以上、つまらない人が作るゲームはつまらなくなりがちなんじゃないかな…という私なりの持論を述べさせていただきました。

当然ながら上記は私が単純に思っただけのことで確かな根拠は何もなく、異論があってもいいとは思います。しかし個人的にはそんなに間違っているとは思っていないので「確かにそうかもな」と思って頂けたら幸いです。